コンクリートとのひび割れ
外構工事に携わって≒20年。
駐車場等土間に生コンクリートを使うのは多々あります。
必ずと言っていいほど使っています。
プランニングをするとき、土間にヒビが入らないようにと、
伸縮目地を入れたり、スリットをとって㎡数が大きくならないようにと
考えたりしますが、
いざ、現実に戻ると厄介なことが。
その厄介な事、それはヒビです!!
ヒビが入るのは仕方のない事と思っていてもいやなものです。
アメリカの科学者が、ヒビが入っても自ら修復し、
新たに塊を産み出すことも出来る「生きたコンクリート」を
開発されたそうです。
砂とバクテリアから作ったもので、荷重を支える構造物としての役割を果たし、
また、再生をする生物としての機能を併せ持つそうです。
水ベースのゲルと砂で土台をつくり、
そこでシアノバクテリア(藍藻)が増殖して成長していくそうです。
半分に割って砂や水ベースのゲル、栄養分を足せば、
シアノバクテリアが増殖して2つのブロックに成長するそうです。
藻かと思いきや細菌の仲間だそうです。
身近なところで、水槽のヌメッとした青緑色の苔だと思っていたものが、
シアノバクテリア(藍藻)だったとは。知りませんでした。
そういえば、私も熱帯魚を飼っていますが、
水槽の周りもアッという間にシアノバクテリアが増殖しているのを
見たことがあります。
光合成するバクテリアは、気温と湿度が上昇すると活性化します。
熱帯魚なので水温はヒーターを使って冬も一定の温度に保たせています。
そのせいか、魚の繁殖力が凄まじく、小さな水槽に50匹程、泳いでいます。
(何とかせねば!)
太陽の光が当たると光合成し、増殖しやすくなると聞いていたので、
光が届かないところに置いています。が、増殖中です。
バクテリアを使って、コンクリートが自然の力で、補修されていくなんて!!
気になるのは、価格です。